再稼働を目指す新潟県にある東電の柏崎刈羽原子力発電所は当分再稼働する事は無さそうだ。
柏崎刈羽原発は世界最大級の原発で運営が東電なので、関東圏に住む人達にとっては稼働するかしないかは生活に関わる大きな関心ごとである。
電気代が安くなるか高いまま維持されるかどうなるか。
まず稼働しても新潟の人々に大きな恩恵はない事これが稼働を妨げている大きな障害である。
新潟県は東北電力であり、恩恵を受けるのは関東圏だ。
恩恵といえば電力会社から協力金、漁業補償金などの名目でお金が地域に流れている事とインフラが整う事である。
国からの補助金もある。2022年4月以降に再稼働した地域には交付金が最大5億から10億配られる。
ただこれだけ行っても新潟の知事は容認しない構えで、電力の恩恵を受けれるようにして欲しいや事故が起こった時の為の退避経路の拡充を求めて交渉している。
刈羽原発は世界最大規模であると最初に述べましたが、これは柏崎市側に1~4号機、刈羽村側に5~7号機、合計7つの発電設備が設置されており、総出力は821万2千kWなので世界最大級なのです。
これが止まっているので、首都圏一帯は電気が高止まりしております。
ただ稼働しても少し安くなる程度の可能性も高いです。
何故かといいますと、福島の原発の事故の影響で東電には借金が有るので余裕があまりないからです。
6号機が2029年9月、7号機が2029年8月にテロ対策を終える予定になっております。
しかし、1号機から5号機について、地元の柏崎市が6号機と7号機の再稼働を認める条件の1つとして廃炉計画の明確化を求めているので、6、7号機しか稼働しない為、総出力が減ります。
これも稼働しても少し安くなる程度と著者が判断している理由になります。
残念ながら短くても5年間は稼働しないでしょう。
コメント